トヨタ生産方式(TPS)を実施するには人材が重要になる。

トヨタ生産方式(TPS)を実施するには人材が重要になる。まず、TPS活動を実施し支える人材。小集団活動で改善提案を吸い上げるくらいならよいが、も う一歩踏み出そうとすると人材がいないと進まない。次に良い指導者だ。書物を読んでもなかなか理解できない。良き先輩指導者から教えてもらう方がよい。初 めは何らかの外部指導者の力を借りることができるのであれば幸いだ。 TPS人材の育成は、一般担当者からトップまでが対象だ。教育と訓練のための方法は、さまざまである。道場という形態で、改善スキルの訓練をするやり方や、社内研修生制度により改善組織に属するやり方もある。  工場および生産技術のグループリーダークラスが研修生だ。また中堅のTPS指導者の育成を狙いとした部課長級のTPS研修生制度も並行する体系だ。こうし て期間限定でTPSの座学から実践までを勉強し、改善スキルを向上する。TPSでは、改善担当者(改善マン)が自ら実践しながら成長することが大切であ る。 そして、その改善マンが大きな効果を上げるためには、トップの支援と効果的な会社支援組織が必要。大きな会社の場合、実施できる人材は多い。それでも、効果的に機能する組織づくりが肝要だ。生産職場の改善活動をサポートできる組織がないと効果がでないからだ。 改善マンとなるべき研修生は、改善を実施する生産職場のサポート人材でもある。さらに改善を進められる中間管理者は、改善を短期間でやり切る能力、前提条件・制約条件を打破するセンス、自ら実践できる能力が必要だ。 自分が指導する立場になり、一生懸命TPSを理解しようと努めた時、一言で言えば「考え方」だと思えるようになるのに時間がかかった。まず「考え方」を理解し、並行して手法も習得しなければならない。とはいえ、耳学問のように知った気持ちになるのも困る。 TPSの考え方は、実践を通じてでしか体得できない。私も当初は抵抗を感じていたが、自ら育つには、汗を流して実践で体得した知識でないと自信がつかない気がする。

 

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